一国平和主義に陥り、自衛隊軽視が露骨に現れる
インド洋の給油活動延長せず…鳩山代表表明
民主党の鳩山代表は29日、来年1月15日に期限が切れる新テロ対策特別措置法に基づくインド洋での海上自衛隊による給油活動について、「基本的に延長しないというのが我々の立場だ」と述べ、期限切れまでに活動を終了し、海上自衛隊を撤退させる方針を示した。
熊本県菊陽町で記者団の質問に答えた。
そのうえで、「外交の継続性も必要だ。政権を取ったら、明日戻って来いというのは無理な話で、時間はある程度かかる。その間にオバマ米大統領と信頼関係を築き、結論を見いだしたい」と述べ、撤収時期などは米側などと協議して判断する考えを示した。
民主党は昨年12月、同法に反対したが、衆院選の政権公約(マニフェスト)で給油活動に言及せず、社民党などが唐突な方針転換だと反発していた。
7月29日19時31分配信 読売新聞
安易な一国平和主義を捨て切れないどころか、それを口実に国際社会が共通の課題として取り組んできたテロとの戦いから離脱することを表明しました。
これで民主党・鳩山政権が如何に危ういものであるかがハッキリと示されたわけです。
アフガンにおける国際テロ組織との戦いは、米国と西欧諸国にとっては共通の理念に基づく戦いです。
すなわち、自由と民主主義、基本的人権という人類の普遍的価値観を護る為には、テロ組織との対決は避けて通ることの出来ないものなのです。
日本がこの戦いから逃げ出すということは、欧米諸国から離れるということです。
すなわち、それはシナ・中国やロシアのような国家への仲間入りということを意味していると思いますし、これまで海上自衛隊員がインド洋で戦ってきたその実績を全く無にしてしまうものです。
小沢一郎前代表の時にも、この問題は浮上していましたが、ではそもそも何故民主党は欧米諸国と袂を分かってしまうことを承知でこのような決断を下すのか?
それは現在の日本国憲法との関連にあります。社民党や民主党の一部には自衛隊は憲法違反の存在で許されないものだとの考えを捨て切れない人達がおり、海外への派兵などは故に以ての外なのです。
しかし、これは観念論であり、実際に実行に移されている現実を見ない空虚な論理の展開に過ぎません。ましてや、一つ大きなことが忘れ去られています。
このような論に従うならば、現実にこれまでインド洋上で任務を遂行してきた自衛隊員はどうなのか? いつも思うのですが、とかくこうした議論の中で無視されているのは、自衛隊員も同じ日本人だということです。
あたり前と言えばあたり前ですが、このあたり前のことが実は意識的に無視されてきた。或いは意識すらもなかった。等閑視して来たのではないか。そのことをここで考えなければなりません。
当の自衛隊員、特に使命感を持って戦っている若い隊員の気持ちを察したことはあるのか? 自衛隊はいつも何やら玩具(オモチャ)の如く机上の上で弄ばれてはポイされる。
日本国の為に、日本人の為に第一線で戦っているのに、それを日本国も国民も何ら感謝もしない。そのように思った時に若い隊員には不信感しか残らないでしょう。
我々にとって自衛隊とは、唯一我々日本国民を守ってくれる軍隊に他なりません。米軍が守ってくれるなどと考えて錯覚している人がいるとしたら、それは全く愚かな考えです。
自衛隊を張子の虎にしておいてはなりません。十全なる装備をつけ、万雷の支援のもとで、自衛隊員に実戦訓練の場を与え続けていかなければならないし、それを自衛隊は望んでいるのです。
戦う組織からその戦意を奪って、一体何が残るというのでしょう。
自衛隊の国連平和維持活動(PKO)を呼びかけたカンボジアのフン・セン首相の自衛隊派遣要請発言に対して、かつてマスメディアは「日本の外務省が援助をチラつかせ仕掛けた発言だ」などと書きまくった。
国論をミスリードするのに懸命でしたが、今回の鳩山代表の発言に対してはどのように反応するのか楽しみに待ちたい。欧米からの批判は必至であり、自衛隊の反発も見られるでしょう。
「改憲」を怠り解釈運用で自衛隊の存在を論じてきたツケは余りにも大きい。しかし、そうであっても国を守るために戦ってきた自衛隊を蔑ろには出来まい。全ては政治の愚かさにこそ原因はある。
鳩山民主党政権の誕生を歓迎する。何故ならば期待を裏切ることなく、反日勢力を益することによって、日本国を危うくする方向へと突き進むからです。
その祖国存亡の危機の中で我々「行動する保守」運動は更なる前進を遂げることになる。
若き自衛隊員の参加も視野に入れながら、我々はやがて来る本格的な戦いの前に身震いしながら今静かにその時を待つ。
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