さいたま市・下水道工事の入札が常態化
特定会社の受注独占は異常なことなのに、それが当たり前になってる。
これまでの経緯 (1) (2) (3) (4)

この写真で大きく掲載したのは埼玉県で発行されている建設新聞です。さいたま市と他の市町村の入札結果が公表されていますが、ここでさいたま市と他の市町村と見比べて下さい。
大きな違いがあることに気がつく筈です。よ〜く見ないと素人には中々分らないかも知れない。狭山市、草加市、三郷市などの入札結果の場合は予定価格が必ず表記されています。
ところがさいたま市の南部建設事務所の入札結果を見て下さい。この予定価格が公表されていません。実はこれは下水道の場合だけであって、他の土木部などの入札に関してはさいたま市の場合でも予定価格は表記されています。
何故、書かれていないのか?それはさいたま市が公表しないからです。他の埼玉県内の市町村が落札時に公表しているこの予定価格をなぜにさいたま市は公表していないのでしょう。
この予定価格を市民は知る権利があります。それは極めて重要な数字なのに隠されて来ました。情報提供を先ずは南部建設事務所に申し入れましたが、断られた経緯があります。
そこで仕方なく有料の「情報開示請求」をわざわざ提出して今回もこの予定価格を調べました。
今回開示された表図は次の通りです。





昨年10月14日に落札した業者は県南管理興業、アサヒ総業、大央建設業協同組合、栄和サービス、和幸クリーンの5社ですが、この内3社は大央建設業協同組合とその組合のメンバーです。
前に書いたが同一物件を同じ会社がしかも昨年と一昨年は同じ金額で落札していたメンバーと一緒です。
アサヒ総業が3年連続して落札
次にこの入札「さいたま市藤右衛門川雨水幹線清掃業務」の過去3年間の落札業者を調査して驚いた。
2012年 11月13日 株式会社 アサヒ総業本店 落札金額 40、500、000円
2013年 11月12日 株式会社 アサヒ総業本店 落札金額 39、000、000円
2014年 9月24日 株式会社 アサヒ総業本店 落札金額 39、000、000円
この問題ですが本来落札が終わると同時に公表される予定価格をさいたま市の下水道課は公表してこなかった。何故公表してこなかったのか?それは落札率が分ってしまうからです。
今回の情報開示でそれが明らかとなった。
2012年 11月13日 株式会社 アサヒ総業本店 落札金額 40、500、000円
この時の予定価格は41、890,000円 落札率は96.6%
2013年 11月12日 株式会社 アサヒ総業本店 落札金額 39、000、000円
この時の予定価格は39、860、000円 落札率は97.8%
2014年 9月24日 株式会社 アサヒ総業本店 落札金額 39、000、000円
この時の予定価格は39,920,000円 落札率は97.6%
この数字だけでも驚きだが、もっと驚くことがある。
平成24年 株式会社 アサヒ総業 一番札
有限会社 栄和サービス 二番札
株式会社 和幸クリーン 三番札
平成25年 株式会社 アサヒ総業 一番札
有限会社 栄和サービス 二番札
日本環境マネジメント株 三番札
平成26年 株式会社 アサヒ総業 一番札
有限会社 栄和サービス 二番札
株式会社 和幸クリーン 三番札
アサヒ総業、栄和サービスは共に同和系組合の大央建設業協同組合のメンバーである。
この組合には株式会社和幸という会社もある。和幸クリーンとの関係はまだ分らない。
以上
この大央建設業協同組合なるものが、このさいたま市の下水道業界で絶大な力を持って、自分たちの欲しいままにしていることは前にもお伝えしました。今回の落札率も前回のような97%(限りなく98%に近い)ではないにしても、95%から93%という高い落札率でした。
予定価格を公表するとこのような高い落札率がばれてしまいます。つまり談合の疑いが非常にある訳ですが、この数字を隠して公表してこなかったのは、南部建設事務所の下水道局がこの実態を市民の目に触れることを極度に恐れたからです。
つまり役所はこのように業者が談合をしていることを隠蔽しようとしています。この予定価格が常に公表されて市民の監視の目が光っていれば、税金を無駄に使う談合は止めさせることが出来るのに、それを止めさせるどころか、庇(かば)っているのですから不思議でなりません。
既にこの事を告発する「環境ジャーナル」をさいたま市の市議会議員に計5回にも渡って送付したのに、何の動きもないのは残念です。皆さん統一地方選挙が迫っているので、お忙しいのでしょうが、この特定業者の談合問題を是非とも追及して欲しいものです。
ところで前回追及した藤右衛門川雨水幹線清掃業務の入札に関して、公正取引委員会が重大な関心を寄せていることが分りました。これまでの「環境ジャーナル」を送り続けて来たのですが、これを裏付ける資料や証言などを求めて来ました。
本格的な捜査に入るかはまだ今のところ未定ですが、関心を持っていると言う事は近い内に何らかの動きがありそうです。
さいたま市はもう指名入札をやめて、一般競争入札にするしかないようです。もう、そこまで追い詰められています。情報開示を求めるときにさいたま市役所に行きますが、もう職員が呆れている状態です。
一日も早く下水道部の健全化を図るべきでしょう。
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