
《社民党の福島瑞穂党首(49)は27日、横浜市で街頭演説し、小泉首相が擁立した“刺客”候補について「セレブ、外資系、財務省の役人、ホリエモン(堀江貴文ライブドア社長)さんと『勝ち組』ばかり。小泉首相の構造改革が勝ち組政治だとはっきりと示した」と批判した。》
この社民党党首の発言を巡って、2ちゃんねるさいとで論議が戦われていた。久しぶりに覗いてみたが、かなりの論客もおりけっこう読み応えがあった。
この選挙に限らず現在の社会を「勝ち組」と「負け組」に分ける見解がある。社民党は小泉首相は「勝ち組」だけを積極的に取り上げ、「負け組」を斬り捨てる強権政治であり、社民党は弱者救済の先頭に立つとでも言いたいのだろう。
確かに小泉首相が駆りだした「勝ち組」候補者には郵政民営化に賛成するというスローガンとは別に一つの共通のキーワードがある。それは我が国の経済開放による最大の受益者という立場である。
我々は政権政党である自民党を、買弁的な要素を持つ勢力として軽蔑してきた。※買弁=もと中国で外国との取引の仲介をした商人との意味で、外国資本の手先となって私利を得て、自国の利益を省みない輩。
買弁自民党とそれらに繋がる買弁者こそが「勝ち組」となって、それ以外の大多数の国民は「負け組」となってしまったとしたら、この不公平な社会を糾す政治思想とは何か?
それはナショナリズムを敵視してきた社民党である筈はない。2ちゃんねるでその辺りの情勢を以下の文章で説明した人がいた。
「オレがフジTVを見て終わったなと感じたのを、みずぽの言った正論をせせら笑った連中の本質が オマエが言うな!ではなく、そもそも弱者救済というスタンスを既に持ち合わせていない、強者の 代弁者しか与党にも民主にも居ないと言うことだ 」
これはなかなか鋭い指摘だと思った。つまり今の議会政治には強者に味方する政党しか存在しない。そう考えている若者が多く存在するということだ。
こうなると選挙のバカ騒ぎに一喜一憂することなく、真の国家の在り様を模索する努力こそ大切なことと痛感させられた。
政・官・財の深層に横断的に存在する買弁的な誤った「国家意志」を打ち破るのは、それを完全に否定することの出来る力を結集する運動でなければならない。
日本の伝統的な国民の意志と国家の意志の間にズレはなかった。しかし今日の乖離は悲劇的ですらある。今進行している「国家の意志」とは全く違った「国民の意志」の正しさを伝えなければならない。
「勝ち組」=おカネ持ちVS「負け組」=貧乏人という構図こそ商業マスコミが作り出す虚構である。
買弁的な議会勢力とは無縁なところに既に国民の求心力が集まり出している。我々<極右>はそのことに現在一番敏感であらねばならない。なぜなら我々<極右>こそは未来における輝ける存在だからだ。
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