東アジア情勢の急変を如何に読み解くか(上)

北朝鮮の金氏が中国を電撃訪問、期間や会談相手は不明−関係者
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が北京を電撃訪問した。関係者3人が明らかにした。2011年に最高権力者の座に就いて以来、金正恩氏の外遊が伝えられたのはこれが初めて。(Bloomberg)
ヤフートップニュース
正直衝撃を受けた。全く自分が予想もしなかったことが起きると、驚きを通り越し愕然とすることもある。常に未来を読み解く頭の訓練をしてきたつもりだが、今回ばかりは全く予想だもしなかった。
新聞、テレビなどでこれを事前に予測していた識者や自称北朝鮮ウォッチャーもいなかった。完全に金正恩に出し抜かれた。多くの人が金正恩は暗殺や国内のクーデターを恐れ、国外に出ることなどはないと考えていた。
しかし、今回彼は北京を電撃的に訪問した。その理由は何なのか?いずれ評論家諸氏や外交関係に詳しい人が今日辺りから解説するでしょうが、本当に驚いた。
訪問した事実もさることながら、何故この時期だったのか?
次のように解説する人も多いでしょう。米国のトランプ大統領が北朝鮮との対話に応じる姿勢を見せているが、これは話合いで解決を図ろうとするよりも、その後穏健派のティラーソン国務長官を解任し、後任に対北朝鮮強硬派のマイクCIA長官を指名したように、必ずしも平和が来るとは考えられない。
むしろ、大統領が出ていっても平和的解決が出来なかった。との理由で大きく戦争への道に舵取りする可能性が高いと見ていた。戦争か平和かと言えば、どちらかと言えば戦争になる可能性を私は感じ取っていた。
そこで北朝鮮としては、一体どのような出方をするかだが、まさか北京を電撃訪問するとは思わなかった。この時期に北京を訪れた金正恩には、追い詰められての訪問と言うよりは、むしろ今の時期を逃さないという大胆な行動に踏み切ったと思う。
純日本人会の栗原代表より、次のようなメールを頂いていました。
1) 可能性がかなりある“米中戦争”
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米軍が南シナ海で航行自由作戦を実施 中国が批判 3月24日 2時13分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180324/k10011377071000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003
【緊急事態】ガチで米中戦争が始まりそう 日本の空が危ない!!!
http://www.news-us.jp/article/20180324-000008c.html
南シナ海南沙諸島 米海軍、航行の自由作戦を実施 中国「領海だ!出てけ!」
http://military38.com/archives/51733749.html
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現在、中国の中華侵略主義をめぐって世界中が警戒し始め、とりわけ東アジアでは警戒感が強い。
中華侵略主義は毛沢東時代からであり、もっとずっと古い時代からの民族の伝統といえる。
1908年代に日本からの資金と技術の援助で経済が発展し始めると支那民族生来の侵略主義が頭をもたげ始め、最近になってやっと欧米も気が付いたところ。
欧米は中国は経済が発展すれば、行動様式も先進諸国と同じになると考えていたが、そうではなく、中華侵略主義は変わらない事に気が付いたというわけである。
中国を頭に上らせたのは米国オバマ政権と言ってよい。オバマ大統領は中国の言いなりだった。
レーダー基地の東支那海ガス田、潜水艦基地の南沙諸島埋め立て、防空識別権容認、対中包囲網のTPPへの緩慢対応、対日無礼外交などなど。
しかしトランプ政権になって、政権中枢を次々と交代させ、最近でも国家安全保障担当の大統領補佐官を、マクマスター氏から外交タカ派のジョン・ボルトン氏に替え、国務長官をティラーソン氏からCIA長官のポンペオ氏に替えると言うように、外交で強硬派を登用している。
トランプ大統領と対立していた議会は、予算コントロール法によって国防予算を削減しなければならないにも拘わらず、2月にいきなり国防予算の大幅増額を認めた。
更に中国もロシアも保有する空母が一隻だが、米軍は東アジアに空母6隻体制を展開して「北朝鮮危機」に備えている。
北朝鮮の為にこれだけの備えをするとは考えられない。
今年に入ってからの米国の動きは明らかに対中国への備えであり、それ以外考えられない。
ただし、対中国であるとは絶対に口外しない。
何故なら中国はそれを中国敵視だと騒いで中華侵略を正当化する為の口実にするに決まっている。そう言う狡い国だから。
フィリピンは中国と争わないと大統領が明言し、ベトナムも東シナ海での石油開発を中断した。多分両国とも米国の要請を受け入れたのだろうと思われる。
米国としては台湾の防衛に集中して、中華侵略に備える戦略だろう。
中国にしても同様だろうが、戦線が拡大すると戦費がいくらでも拡大するし、人的被害も大きくなる可能性があるからではないだろうか。
朝鮮半島の危機もそう視点で観察すると全然違った見え方がしてくる。
台湾では、米国が代理占領を依頼した中華民国政府体制を終了させる方針である。
台湾は日本の領土で米国の占領地。
終戦時に米国の同盟国だった「中華民国政府」を、共産党革命軍に追われたので、台湾の台北市に亡命政府を置かせ、あわせて台湾の代理占領を任せたという経緯がある。
どうせ、腹黒い蒋介石が米国に上手い事を言って台湾統治のお役を貰ったのだろう。
そしてコソ泥の蒋介石は台湾は中国の領土で日本が泥棒をしたと言うトンでもない歴史捏造をして台湾人のみならず世界中に拡散してきた。
嘘ツキは泥棒の始まりとはよく言ったものだ!
ところが中国共産党もコソ泥の蒋介石の嘘を継承し、日本から泥棒をした台湾を更に中国が泥棒しようとしている。
曰く、一つの中国である、そして台湾は中国領である、と嘯く。
しかし真実は一つの中国、台湾は中国ではなく、日本領である。
米国は中華民国政府集団に対して御臨終を宣告して台湾を底地権は日本領で、米軍が握る施政権の内、軍事をのぞく施政権は本土台湾人の台湾民政府に委譲する予定である。
政権委譲の具体的実施はいわゆるパスポートの発行。
中華民国政府は国連、米国、日本などの国際社会が認めない政府であり、本来はパスポートも認められないが、日本入国などでは曖昧に取り扱われているようだ。
台湾民政府が政権委譲を受けると「米国民としての公民権を伴わない米国海外領土のパスポート」と言う形でいわゆる「パスポート」が台湾人に対して米国政府から発行される。
2018年3月16日にトランプ大統領が署名した事で成立した「台湾旅行法」はその先駆けと思われる。
6月12日にはAIT新館の除幕式が行われる。AITは「米国在台湾協会 American Institute in Taiwan の略称」である。
米国は台湾をは国として認めていないから大使館は置かれず、AIT と呼んでいる。
そして米国としては台湾を東アジアの軍事拠点とするつもりで、台北市郊外の内湖に巨大な建物を建造し、それが米軍の東アジアの指令本部になるようだ。
6月12日に除幕式を行うAIT新館と言うのはそれの事。
以上を勘案すると6月12日までに中華民国政府集団から台湾民政府に台湾の統治を移行すると思われる。
その時、国民に嘘を教えてきた中国はどういう事になるかの予測は難しい。
いくつかのシナリオは米国は当然用意しているだろうとは思う。
私の個人の予想は、人民解放軍の一部の跳ね上がりが米軍に攻撃して簡単に撃退され、台湾侵略をあきらめ、米国に何もできない習キンピラ政府を非難して中国全土が大混乱に陥るのではないかと想像している。
それとも習キンピラもその政敵も大人しく東アジアの現実を受け入れるだろうか?
以上
日本の国会で詐欺師の籠池被告の嘘や、その嘘に騙されてそれを隠蔽した財務省などの腐敗体質を問題にしているが、日本を取り巻く国際情勢は刻一刻と変わりつつある。
米中の鋭い対立は経済問題を超えて、軍事的衝突へと向かい動き出した。そのタイミングで金正恩は動き出した。やはり朝鮮戦争を共に戦った仲だ。血で結ばれた同盟関係は顕在だった。それをまざまざと見せつけられた思いだ。
習近平に取っても韓国、日本との三者会談を前にして、北の独裁者が電撃的に訪問した事実は重い。交渉で有利に立てるのは間違いない。北の独裁者はあなどれない人物と思ってきたが、それが不幸にもあたってしまった。
こんな大きな国際的な事件が起きていても、日本の新聞・テレビは佐川問題や安倍首相の責任・・などで今日一日中大騒ぎすると思うと、本当にこの国の未来は暗澹たる思いだ。
はとらずちゃんねる
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