2007年04月30日

農作業日誌

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農作業日誌・復活した昆虫

 今日は一日暑い日でした。最高気温が28度を記録したようです。上半身は下着一枚でも平気でした。それでも汗ばんで何度か顔を拭きました。この暖かさでリンゴの花もかなり進みました。

 朝に続いて、農業のことについて書かせて頂きたいと思います。今日驚いたのは、大きな熊蜂が突然、私の目の前に現われた時でした。思わず脚立から落ちそうになりました。

 リンゴにはたくさんの花が咲きます。その花に皆実をつけさせるわけにはいきません。大きなリンゴをつくるには花摘み、実摘みと何回か行なって適当な個数を残すわけです。

 この摘花作業中は養蜂業者の蜜蜂がブンブンという音を立てながら飛んでいます。花を指でちぎって落とすのですが、その指にも平気で止まります。

 蜜蜂は可愛い感じですが、急に目の前に現われた熊蜂は2cmくらいの大きさです。むっくりした体系を真っ黒な細い毛が包んでいます。子供の頃はよく見かけましたが、最近は余り見ませんでした。

 かぼちゃの大きな花の中に、この熊蜂が入った所を、この花のつぼみを手でつまんで、熊蜂を中に閉じ込めて遊んでいた子供の頃を思い出しました。

 熊蜂は閉じ込められると暴れ出して、つぼみを食い破って出てきます。性格はおとなしく刺されたことはありませんが、もし刺されたら身体が大きいのでかなり腫れ上がったことでしょう。

 よく注意して見ていたら、蜜蜂やこの熊蜂の他にも、名前が分からない小さな蜂が数種類いました。かつてはこのように多くの蜂を見ることはありませんでした。

 やはり低農薬消毒が徹底し、この開花時期には一切消毒をしません。そのような努力が昆虫をまた甦らせているのかも知れません。私が中学・高校生の頃は、蜂を見かけることがなかった。

 全生徒が学校を休んで人工交配を手伝ったものです。しかし、今では人口交配を行なっているリンゴ園はありません。自然を大切にする農業が少しづつ広まっているようです。

 さて、農本主義についてネットで検索していると、次のようなブログを見つけました。この表題には思わず、なるほどと納得させられました。私がいつも考えていることでした。

 私は現代の農本主義とは環境主義であると考えています。日本農業を守るためには、環境税を新設し、それを農業の振興に回すべきと考えています。

 農業こそは日本の豊かな自然を守っているのです。そのことについては以前お知らせしたことがあると思います。水田の保水力は環境に役立っています。

 そのブログを紹介します。こちらの方は「環本主義」という主張をしていらっしゃいました。

http://ec.tea-nifty.com/blog/

 2006年10月20日 (金) 「環境カウンセラーの独り言」

108 農本主義から環本主義へ

 またまた新しい言葉を作ってしまいました。表題の農本主義という言葉は、じつは投稿者の作った言葉ではありません。資本主義が最も華やかだった頃、それに批判的な立場の人が農業こそを社会の中心に据えるべきだとして作られた言葉葉でした。またかつてデモクラシーが声高に叫ばれた大正時代には、人民を政治の中心に据えるべきだとする「民本主義」が掲げられたこともありました。

vこれを真似て、環境おじさんを自認する投稿者は、「環本主義」という言葉を作ってみました。これは「資本主義」や「経済主義」に対抗する言葉でもあり、社会の仕組みの基本に環境保全を据えるという考え方です。

 もっと過激な言葉では、「環境ファシズム」や「環境原理主義」なる言葉もありますが、「環本主義」はもう少しソフトです。これは、社会の規範や価値観の中に、より環境にやさしく暮すという視点を持ち込むものだからです。

 生活スタイルの見直しという意味では、正確な意味でのLOHASに近いとも言えます。一方「環本主義」の実践は経済主義とは、反対の方向に距離を置くわけですから、多分「お金」とも距離が遠くなるはずです。投稿者は、自ら進んで失業することにより、身をもってこの事を考え続けています。

 ・・・・・・・・・・・・・・ ここまでが引用 ・・・・・・・・・・・・・・

 農本主義を現代の社会にマッチしたものへと進化させ、それを提言していきたいと思います。コメント欄に投稿してくれた「意思を告ぐねこさん」とも、チャットで会話をした際にも話をしましたが、環境問題こそ人間社会にとって最大の問題であると思います。

 そう言えば、農作業を終える頃、盛んに蛙が泣き始めました。明日は雨かも知れません。しかし、なぜ、蛙は天気が分かるのか不思議です。

お知らせ
 これより国民の総意とニコニコでチャットに入ります。時間のある方はおいでください。

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農と風景・福島の種まき兎

農と風景(吾妻小富士・種まき兎)


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http://www15.plala.or.jp/you2mori/contents/usa_page.htm

 どこの地方にも○○富士という山の名前があるようです。日本一の富士山から取ったものですが、福島県と山形県にまたがる吾妻連峰には吾妻小富士と呼ばれる海抜1700メーターの休火山があります。

 私は幼い頃からこの山を眺め育ってきました。この山には「雪うさぎ」と呼ばれるものがあります。写真の丁度真中辺りをご覧ください。兎のような形をした雪解け跡が見えると思います。

 この部分だけがくぼみとなって、積もった雪が最後まで解けないために残ってしまいます。この「雪うさぎ」が山の斜面に現われると稲の種まきの季節となります。

 現在は育苗箱に蒔いて、育苗器で発芽させ、ビニールハウスで育てるので、若干季節感は違っていますが、農家は古くからこの「種まき兎」を、『農暦』(のうごよみ)としてきました。

 昨日はこの兎を遠く眺めながら、水田の田植に向けた田おこし作業をしました。今は写真の形とは違っていますが、農家の田植の時期を知らせる、福島市からのいつもながらの風景なのです。

 私の実家はリンゴ農家です。日本に一番最初にリンゴが栽培された所だと聞いています。盆地で寒暖の差があるところがリンゴに向いていると言われています。

 リンゴ農家にとっても、この「種まき兎」の出現は安堵させる意味を持ちます。リンゴの開花時期を迎えていますが、リンゴの開花期には晩霜が大敵なのです。

 かつて、この晩霜にやられてリンゴがまったく収穫できなかった事が度々ありました。現在は温暖化のせいか余り聞かなくなりました。霜が降りる朝は、一家総出でリンゴの木の下で古タイヤや木々を燃やしたものです。

 そうやって霜の害から防ぐのです。養蜂業者が運んできた蜂の巣箱がリンゴの木の下に置かれていました。まだ、リンゴの花は満開ではないので、タンポポの花などに止まって花粉を集めています。

 今日はこれから行って、そのタンポポなどを草刈機で刈り取る作業をします。草を取ってしまわないと、リンゴのほうに向いてくれないからです。田植の準備とリンゴの開花―。

 一年で一番忙しい時を迎えて、例年このゴールデンウィークは休んだことがありません。でも、農家の手伝いというのは疲れますが、本当に楽しいものです。

 冒頭で紹介したような「農と風景」とは、全国どこにでもその地方にあったものがあるはずです。それらを特集した本などがありましたら、是非紹介してください。

 私はこれまで名乗ってきた『国家社会主義者同盟』副代表の肩書きを返上することにしました。この団体は現在は活動していません。かつて、この団体名で不法滞在外国人問題に取り組んできました。

 現在、私は弟子と設立したNPO団体『外国人犯罪追放運動』を母体として、メンバーらと運動を継続しています。今後は国家社会主義者として、日本における国家社会主義運動の歴史研究を続けてまいります。

 私はこれまで日本における国家社会主義者の闘いの歴史を学び、それを実践する後継者と自らを位置付けてきましたが、今後は歴史的研究に留めるということです。

 また、国家社会主義者と共に、日本の昭和維新の旗を掲げた、農本主義に関する研究会を立ち上げたいと思います。このブログをご覧になっている方で、興味がある方はご連絡ください。

 農本主義に関する文献も探しています。もし、農本主義に関する研究会が既にある場合は、一研究生として参加したいのでご紹介頂きたいと思います。

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Posted by the_radical_right at 07:33mixiチェック 自然の再生と共存(御皇室) 

2007年04月29日

公明党・ネット解禁に反対する理由

ネット選挙解禁に反対する公明党の本音

 投票率が上がると困るものね

ネット利用の選挙運動、参院選は解禁見送りへ

 自民、公明両党は、インターネットを利用した選挙運動について、今夏の参院選での解禁を見送る方向で最終調整に入った。

 解禁した場合のひぼう中傷対策などについて、特に公明党内に慎重論が強く、検討になお時間をかける必要があるとの判断からだ。

 自民党は、ネットの普及が急速に進んだことなどを踏まえ、夏の参院選を視野に、ホームページに限定してネット利用を解禁する調整を進めてきた。現行の公職選挙法では、ホームページのようにパソコン画面に表示されるものは、「文書図画」にあたるとされ、選挙期間中のホームページ開設・更新や、電子メールの発信などは禁じられている。

 公明党内には、「相手陣営の支持者らによって、ホームページ上で大量のひぼう中傷や、別人が本人の名をかたる『なりすまし』が行われたら、選挙戦に重大な影響が出る」などの懸念が少なくない。26日の与党公職選挙法プロジェクトチームの会合でも、公明党は慎重な検討を求めた。  
4月29日16時3分配信 読売新聞

 参院選挙におけるネットの解禁が行なわれるのではないか。そんな情報があっただけに、今回の動きにはガッカリした。実はもう自民党は大きくネット解禁の方向に動き出していた。

 しかし、やっぱりというか、公明党が反対して見送られることになるようだ。現在の公職選挙法はネット時代を全く想定していなかった。時代遅れも良いところだ。

 例えば、郵便による葉書代と比べたら、電子メールなどは各段に安価である。選挙に出る時に供託金が必要となるが、これなどもネットが解禁され、電子メールが使えるようになれば、大幅に下がるはずだ。

 全国比例区に立候補するには、一人当り600万円の供託金が必要となる。政党要件を満たすためには10人立候補しなくてはならない。つまり、供託金だけで6000万円が必要となる。

 候補者になれば、一人当り15万枚の葉書が出せる。10人であれば150万枚であり、総額にして7500万円となる。このように考えると供託金も安いようにも思える。

 では、ネットを解禁して、候補者本人が電子メールを発信した場合は、このような葉書を仮に3万枚くらいに減らしても良いだろう。そうすれば、供託金も5分の1に減らすことも可能なはずだ。

 供託金は候補者の乱立を防ぐという目的もあるので、一概には言えませんが、ネットを解禁すれば確実に費用を減らすことが可能であることは間違いないでしょう。

 先に行なわれたフランスの大統領選挙では、各候補がネットを使って運動を進めていましたが、その投票率は84%でした。ネットを解禁すれば、投票率は確実にアップするでしょう。

 年々投票率の低下が問題となっています。前回の参院選挙は54%くらいだったのではないでしょうか。少なくとも70%くらいにならなければ、民意が反映されたとは言い難いでしょう。

 今回、公明党がこのネット解禁に反対している理由は明らかです。投票率が上がることを恐れているのです。公明党のような政党にとっては、創価学会という固い支持票はあっても、無党派層からの得票などは望めません。

 だから、彼ら創価学会にとっては投票率は低ければ、低いほど有利なわけです。彼らが反対しているのはそのためです。まさか、投票率を上げたくないから、反対などとは口が裂けても言えないので、「なりすまし」が出るなどという反対論が出るわけです。

 しかし、このネット解禁の理由に、本人の「なりすまし」が出るという発想は、さすがは公明党だと思いました。これまでも、本人になりすまして投票していたことが指摘されていました。

 普段からそのようなことをしているから、ネットも解禁されたら、そのようなことが行なわれると思ってしまうのでしょうね。いかにも創価学会が考えそうなことです。

 それよりも、選挙の度にしつこく電話を寄越す、あの投票依頼行為こそ禁止すべきじゃないでしょうか。電話でしつこく投票依頼する迷惑行為は何の問題もなくて、電子メールで依頼する行為が禁止だなんて、これはどう考えても時代感覚を無視しているとしか思えない。

http://strategy.co.jp/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=2

 確かに、公明党支持者はネットを利用していません。これじゃ、解禁なんてしたくないのは当然ですね。

あなたは、どの政党を支持しますか?
2007-12-31 23:59に終了します
維新政党・新風 69 % 69 % (3883)
自民党 17 % 17 % (970)
民主党 8 % 8 % (482)
公明党 0 % 0 % (9)
共産党 2 % 2 % (128)
社民党 0 % 0 % (16)
国民新党 0 % 0 % (50)
新党日本 0 % 0 % (19)
新党大地 0 % 0 % (27)

投票数: 5586

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Posted by the_radical_right at 21:44mixiチェック 公明党 カルト宗教 

昭和維新とは何であったのか

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祝 昭和の日

昭和維新の背景と農本的蹶起

 昭和の時代は、戦前の戦争の時代と、戦後の平和な時代とに大別できます。私は戦後の平和な社会の中で生まれ育ち、有り余る自由の中で豊かさを満喫して生きて来ました。

 昭和初期、戦争の時代を経験した人からすれば、何不自由のない社会の中で、生きてこられた戦後生まれの日本人は羨ましくもあり、また幸せであると思っているかも知れません。

 今日は「昭和の日」でもありますので、昭和の幕開けと昭和維新について簡単に触れてみたいと思います。明治維新は書物や映画・テレビなどで取上げられ、多くの人が知っていますが、昭和維新については殆どの人が知りません。

 明治維新は西欧列強のアジア侵略と植民地化の動きの中で、幕府が西欧列強に対して弱腰となって屈辱的な通商条約を結んだために、若き志士達が祖国の将来を憂い、「尊皇攘夷」を掲げ立ち上がったものです。

 では、昭和維新とはどのような背景から現われたものであったのでしょうか。
 この昭和初期には、わが国では議会制民主主義が曲がりなりにも機能し始めていました。政党政治は普通選挙を勝ち取ったのです。

 しかし、その政党は混雑と腐敗ぶりが激しく、民衆は期待を持つどころか、疑惑の目で見ていました。当時の左翼運動もコミンテルン(モスクワ共産党司令部)から流入する資金によって活発となるばかりでした。

 当時、最大の力を持っていたのは軍部でありましたが、まだ軍部が政治に直接関与する状況にはありませんでした。若い兵士の間には、このような左翼活動の激化、政党の腐敗と堕落を憂いる者が多かった。

 昭和元年は年末わずか6日間で昭和2年となり、途端に3月の金融恐慌を迎えたのです。政府要人の軽率な発言が取り付け騒ぎを誘発、東京渡辺銀行が破綻しました。

 たちまちの内に全国に波及―、大不況の時代がやってきました。この頃から日本政界の混迷が始まりました。満州に進出した日本軍は膠着状態にあり、国際的にも孤立感を深めていった。

 ロンドン条約が昭和4年に始まり、日本は明らかに日本に不利な状況で調印され、また西欧列強諸国に対する反発が強まりました。このような中で右翼陣営も活発に動き出したのです。

 しかし、所謂右翼と称された人々もまとまりに欠け、軍部と必ずしも癒着状態にあったわけではなく、その組織体としては左翼や軍部と比較すれば弱小の状態でした。

 右翼は草莽崛起のかたちで問題提起を行なっていましたが、それはバラバラで国民に呼びかけるほどの力にはなってはいませんでした。昭和維新とはこのような組織体が明確にならなかったことも、後に正しく伝わらなかった原因とも思います。

 しかし、この右翼の掲げた昭和維新に共鳴する軍部の若手将校の動きが活発化する事件が起きました。事件というよりは天災です。昭和6年になると東北地方は大飢饉に見舞われたのです。

 農村は窮迫し、餓えて死ぬ人が出ました。農村の娘は遊郭へと売られていった。悲惨な状況の中で、昭和9年にもまたしても大冷害に襲われました。政府の対策はなきに等しく、政党や政治家もなす術がなかった。

 その窮迫農民の子弟たちが兵士の中にたくさんいました。自分の親が餓えて死に、妹達は娼婦として売られていく。その嘆き、憤りは次第に、その社会体制を変えようとする維新を求める声となっていきました。

 昭和維新とは窮迫した農村出身者の若き兵士達が、当時の特権階層、既成政党、財閥、官僚を倒して、農民労働者国民の蹶起によって新しい国を創ろうとしたものでした。

 その思想の中心には農本主義があり、多くの青年兵士はそのことに維新の夢を賭けていたのです。中心となった三上卓、黒岩勇、山岸宏らは首相・犬養毅を暗殺したが、犬養は明治以来、玄洋社浪人系の愛国者志士とつながりの深い人物だった。

 その犬養が真っ先に殺されたという背景は、この昭和維新を見る上で象徴的ではなかろうか。憂國至情の草莽者たちによる昭和維新の夢は潰え否定された。しかし、農村の疲弊を正そうとした、その精神までもが否定されたわけではない。

 そして今日、我々は平成維新の旗を掲げました。明治維新のように刀で斬りあうこともしません。昭和維新のように銃口から火を吐くこともありません。我々は一台のパソコンによって日本の維新を勝ち取るのです。

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Posted by the_radical_right at 07:33mixiチェック 検証・歴史的大事件 

2007年04月28日

日米・北朝鮮追加制裁へ

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日米、対北朝鮮で追加制裁へ!

米国・北朝鮮融和路線を転換

 日米の首脳会談では、日米は連携して北朝鮮に対して核放棄に向けた6者協議の合意を迫り、それを北朝鮮が受け入れなければ新たな追加制裁を加えることが発表されました。

 昨日の朝にブログで書いたことが的を射ていたようです。つまり、対北朝鮮外交で妥協派と強硬派がせめぎあっていた米国において、日本の安倍総理が絶対に妥協をしないと宣言して乗り込んだことが、米国の対北朝鮮外交を変えたのです。

 ブッシュ大統領は次のように述べました。

 「北朝鮮が約束を守らないなら、制裁措置を行なう能力がある。忍耐力は無限ではない」

 かねてより、経済制裁は宣戦布告と見なすと脅しをかけていた北朝鮮に対して、その経済制裁措置を行なう能力があると述べたのは、これはイラクへの派兵があっても、北朝鮮との戦争遂行能力があると宣言したのも同然です。

 安倍総理も「厳しい対応を取る」と答えており、日米両国は暴虐な共産主義独裁国家に対する締め付けを強めることで合意した。これは米国の政権中枢における北朝鮮融和路線が後退したことを意味します。

 ブッシュ大統領は昨年4月、日本人拉致被害者・横田めぐみさんの母である横田早紀江さんと面会した。その時「自分の人生でこれほど心が張り裂ける思いは初めてだった」と、その心情を吐露していました。

 安倍総理はブッシュ大統領のその心情に働きかけました。ブッシュ大統領の拉致被害者に対する思いやりは、他のどの国の指導者よりも強いものでした。

 「時間がたっても娘に対する母親の愛情は薄れることはない。彼女の悲しみは本物であり、私は彼女のホワイトハウス訪問によってそれを知った」

 この時の面会でブッシュ大統領は、北朝鮮の金正日を厳しく批判しました。

 
「指導者が拉致を奨励するとは人間としての心を持ち合わせていない」

 
いかにブッシュ大統領が横田さんとの面会に感動を受けたかは、昨年11月の記者会見でも明らかにしていました。

 「私の大統領としての、最も意義深い瞬間のひとつ」と、この時のことを回想したのです。

 安倍総理が毅然たる姿勢を貫き、北朝鮮への批判を強めているからこそ、同盟国である米国の大統領はその姿勢に心を打たれたのであると思います。

 さて、同時に安倍総理は慰安婦問題で次のように述べ謝罪しました。

 「慰安婦の方々にとって非常に困難な状況の中、辛酸(しんさん)をなめられたことに対し、人間として首相として心から同情している。そういう状況に置かれたことに対し申し訳ない思いです」

 これに対してブッシュ大統領は次のように言葉を返しています。

 「首相の謝罪を受け入れる。大変思いやりのある率直な声明だ。過去からの教訓を得て国を導くのが我々の仕事だ」

 安倍総理の発言に対して、国内においては不満も出ると思います。しかし、米国マスメディアや議会における、この問題への批判を沈静化させるための発言であれば、これはやむを得ないものであると思います。

 私はガチガチの保守派とは違います。この問題では今回の安倍総理と同じ見解を、このブログの中でも書いてきました。日本人であれ、朝鮮人であれ、女性がそのような境遇の中で生きなければならなかったことを批判するつもりはありません。

 戦前は娼婦制度は認められていました。現在も売春防止法があっても、事実上のそのような商売はあります。そこで働く女性を一方的に私は批判しません。

 この点については、かなり厳しい批判もあるかも知れません。しかし、私はそのような境遇の中で生きている女性に対する思いやり、それもまた人間として持たねばならないものであると信じる一人です。

 その意味から私は「辛酸をなめられたことに対して、人間として首相として、心から同情する」とした言葉に共感しました。これは私の思いであって、国益を損ねたとか、国民の誇りを傷付けたという議論とは違う観点から申し上げています。

 さて、慰安婦問題などで西尾幹二先生の産経新聞での文章が話題になっているようです。このことについては2ちゃんねるでも、私に対してどのように思うのか―という書き込みがありました。

 ここでも紹介させて頂き、私の考えも述べさせて頂きます。

905 名前:右や左の名無し様 :2007/04/27(金) 14:37:40 ID:Ozxn1RZr

【正論】評論家・西尾幹二 慰安婦問題謝罪は安倍政権に致命傷

http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/seiron/070427/srn070427000.htm

保守の本当の声を結集できる胆力を持った首相の出現を待つ。


906 名前:せと弘幸 :2007/04/27(金) 19:23:07 ID:vCSFU70L

 西尾幹二先生は私も尊敬しております。特に「戦略的鎖国論」は素晴らしいと思います。
 今回の安倍総理への批判ですが、今回ばかりは失望しました。何に失望したかと言えば、この問題を安倍総理一人の責任問題としている点です。
 もし、西尾先生も愛国者を任ずるならば、評論家としての立場からの声ではなく 、共にこの国難を乗り切ろうとする気概を見せて欲しかった。

 私は維新政党・新風を支持していますが、同時に安倍総理が掲げた戦後レジームからの脱却にも共感を持つものです。新風が自民党ほどに急成長することは、容易ではありません。ならば、ここは安倍総理にも一つ頑張って頂きたい。

 熱いエールを送ることこそ必要なのではないでしょうか。

 このコメントに補足させて頂きます。メールでも頂きましたが、安倍総理を支持することと、維新政党・新風を支持することに矛盾はないのか―との質問について、私はそのようには思いません。

 日米関係は従属関係にあります。この点は正していかなくてはならない。しかし、それを焦って行なうことは国益に照らし、必ずしも得策ではありません。

 我々は国力をもっと強くする必要があります。団結し国民の意思を統合するための努力をしていかねばなりません。それは簡単なことではないでしょう。

 だからこそ、我々は大変革を求める維新の旗を掲げることにしました。この維新運動によって日本の政治を変えていきます。私は評論家ではありません。在野の憂国の士として、この戦いに参加しています。

 戦後レジームからの脱却を唱える安倍総理を孤立させてはいけません。勿論、新風を応援するものとして、自民党を支持してはいませんが、安倍総理の目指す、戦後体制(レジーム)からの脱却は、我々の目指す政治方向と重なるものであると思っています。

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