2005年07月01日

極右とは何か〜 懐かしの2ちゃんねる大論争 (3)

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    『21世紀の日本はどうなる?』 世紀末パネルディスカッション
 
これから何回で終わるか分からないが、2ちゃんねるにおいて繰り広げられた論争について再現して行く。時代は世紀末、21世紀を目前にして、世界は日本はどうなる、こう言った議論がよくなされていた頃である。
現在の2ちゃんねるの政治思想サイトを覗いても、これほどエキサイトした議論は余り見当たらない。この当時は今ほどネットが普及していたわけではないが、関心の高い人がたまたま集まっていたのかも知れない。
ただ、残念ながら、この論争の記録は私が相手の質問や批判に対して、受けて立って発言している箇所のみを記録していたため、相手方の主張は抜けてしまっている。しかし、私の主張や反論をお読み頂ければ、全体の流れはつかめると思います。
 
このスレッドははっきりとは覚えていないが、『21世紀の日本はどうなる?』といったテーマではなかったかと記憶している。
私は始めからこの議論に参加したのではなく、途中からこのサイトを知っての参加だった。
私以外の人は匿名であり、私だけが本名を名乗っていた。私は一応はプロの活動家を自任しており、著書も出している立場からそれが当然と思っていたし、本名を名乗っている以上、半端な気持ちでは議論に参加できないと考えていた。
 
先ず、次のようなかなり長文の投稿から始まった。
 
この時代をいかに生き、未来につなげて行くのか?これが時間と場所を共有する同時代に生きる我々の共通のテーマでありながら、その捉え方や克服についてなどは、各自ばらばらで共通の認識などありえないのも又厳然たる事実であろう。
だからこそ、このようなパネルディスカッションスレッドは必要でしょう。議論を深めながら、少しでも互いに理解しあう事が大切なのではないでしょうか。
勝者と敗者を生じさせた第二次世界大戦の終結から、既に半世紀以上が過ぎ21世紀が目前に迫っている今日、世界は冷戦の東西対立から南北対立へと新たな座標軸を移行させつつあるようです。
イデオロギーによって抑えられてきた民族主義は世界各地で火を噴き、新たなる熱戦の時代が幕を開けました。
武力を背景とした経済戦争も激しさを増しています。ヨーロッパでは極右勢力が台頭し、ロシアでは退潮した筈の共産主義が復活の機会を窺っています。
共産中国の新しい覇権主義は周辺諸国に脅威を与えています。
21世紀に我々の国・日本は敗者復活戦を経済力と技術力だけで果たせるのか?そしてそれを阻む勢力とはどこか。
 
皆さんへ、始めまして長い投稿文となりましたが、先ず私の立場を明確にさせて頂きます。私は極右の活動家です。極右と右翼の違いを何点か申し上げておきます。
伝統的な右翼はアジア主義を標榜しておりますが、私はこのアジア主義を否定しないまでも、懐疑的に見ております。
先の大戦を日本側からの視点で見るのではなく、連合国と枢軸国の戦いと見ています。よってドイツ、イタリアにおけるネオナチズム、ネオファシズムに共感を持ち、ドイツにおける『歴史修正主義者』の闘いを支援しています。
思想面においては国家社会主義を標榜しています。これはナチスと言う意味でなく日本における国家社会主義者の歴史と闘いを学び、その正統なる思想的な継承者として、異端の右翼すなわち極右を名乗っています。
 
 
  
Posted by the_radical_right at 18:16mixiチェック 極右2ちゃんねる論争 

極右とは何か〜 懐かしの2ちゃんねる大論争 (2)

    極右としての立場をより明確にして望んだ論争
 
日本の右翼の大半は反西欧・反米を掲げ、自らをアジア主義に立つとしている。これは大東亜戦争の大義がアジア解放、民族独立を掲げて戦った聖戦としているからだ。
勿論、このことは正しい。しかし、では日独伊の三国軍事同盟はどうだったのか?日本は単独で戦ったのではない。
正しくは世界を二分して戦った世界大戦であった。どうしても日本の右翼はそこに視点がいかない。
私にはそれが不満であった。日本単独での歴史総括しかしないから、共産中国に「日本は侵略するために大陸に来た」と言われると反論できない。
敗戦時に満州にいた日本陸軍の最強部隊は戦わずして80万人もの兵隊はシベリアの酷寒の地へと連行された。
なぜ、日本軍はソ満国境に大軍を派遣していたのか、それはソビエトの共産主義の脅威から祖国を守るためだった。
日独伊三国軍事同盟は防共同盟でもあった訳だ。
 
大アジア主義やアジア解放の理念は今や輝きを失った。
これは何も先の大戦における先人の闘いを否定するものではない。
現在のアジアの情勢とかってのアジアの情勢とでは余りにも違いが歴然としたというだけである。
アジアの多くは独立を果たし、自らの国家を形成している。
しかし、世界から共産主義イデオロギーが消滅する中で、この東アジアにおいては、共産中国や北朝鮮のような共産党独裁主義の脅威が益々高まってきた。
第二次世界大戦の崇高なる目的の一つであった、共産主義との闘いは終わったのではなく、一時の休戦にあったに過ぎない。
 
東アジアの情勢は益々不安程度を増してきた。
 
共産中国の新覇権主義は日本に脅威となっている。朝鮮半島の情勢も極めて不安定である。
将来アジアのヘゲモニーについての折り合いがつかない中で、安易にアジア主義に肩入れするのは余りにも危険だ。
このような日本を取り巻く状況下に日本単独で立ち向かうことは自殺行為に等しい。
西欧文明からの脱却も大切かもしれない、しかしその西欧文明との和解・融合こそが、現実における日本民族としての最善の生存戦略だろう。
若かりし頃、反米愛国のスローガンを掲げてきた私は軌道修正を図った。
私は2ちゃんねるの掲示版における論争で自らの立場をこう鮮明に打ちだした。
また、その頃より反移民、外国人犯罪追放、不法就労摘発などの運動を展開していた。これはヨーロッパの極右も掲げる最重要なスローガンである。
このため、人種差別主義者や排外主義者のレッテルを貼られた。
外国人がこれ以上流入する危険性について警鐘を発し続けた。
このような立場からの発言であったことを理解して欲しい。
 
  
Posted by the_radical_right at 09:13mixiチェック 極右2ちゃんねる論争 

2005年06月30日

極右とは何か・・・懐かしの2ちゃんねる大論争 連載 (1)

          極右の理念と思想を語る
 
「何時の時代でも人は過去から解放されなければならない。」
「何十年たっても謝罪し続けなければいけないのか、という感情を国民にうえつけるだけだ。」
「過去にこだわり、堂々巡りしている必要はない。」
 
戦勝国が半世紀の歳月を経過しても尚敗戦国に強要する謝罪と補償。
これをきっぱりと否定して見せたのは、現在時の人となったオーストリアの極右政党の指導者ハイダー党首である。
彼を私は「希望の星」と呼ぶ。
戦勝国による精神的な支配と呪縛の暗闇の中で、ひときわ輝く星だからだ。
   2000年  2月3日(木)11時13分 投稿者 瀬戸弘幸
 
私はこの頃、2ちゃんねるというサイトで、極右論者として盛んに発言をしていた。ハイダー党首は過去からの決別と未来への展望を熱っぽく語りかけていた。
私も彼に見習い若者に同じように過去からの決別を訴え続けた。
そこには多くの若者が「極右」とは何か?「右翼」とは何がどう違うのかと質問が相次ぎ、左翼や市民派が入り乱れ大論争が起きた。
しかし、伝統的な国粋主義右翼やこれに反発して生れた新右翼は現れることはなかった。
時代の流れは新しい民族主義、『極右』の時代の到来を告げているようだった。
  
Posted by the_radical_right at 20:46mixiチェック 極右2ちゃんねる論争 

冷戦崩壊から熱戦勃発、そして日本は普通の国へ

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    米国を批判する者は日本単独での生き残り戦略をしめせるのか
東西冷戦構造が、その終焉を迎えようとする断末魔に、文字通りの熱戦が中東湾岸で勃発した。独裁者サダムフセインはまるで世界を手玉にとるかのように振る舞い、そして無謀にも世界を敵にまわしたために敗れ去った。
この湾岸戦争において日本は全くの蚊帳の外におかれ、金だけむしり取られ屈辱的な目に遭わされた。
日本はお金を出しても人は出さない、責任感の薄い国と世界から嘲られたのだった。
その反省もありアルカイーダのニューヨークビルへの攻撃で始まった、反テロリズムを掲げたアフガン、イラク戦争においては米国の同盟軍として参加、後方支援に止まったが前回とは違って評価を受けて普通の国の仲間入りを果たした。
しかし、このイラクへの自衛隊の派遣を巡っては、米国追従との批判が今でも浴びせ掛けられている。
日本が東アジアで北朝鮮、共産中国、ロシアと一国だけで対峙すると考えただけで背筋は凍りつく。
米国との協力体制の構築は絶対であり、日本における生き残りをかけた戦略に他ならない。
ところが、それに文句をいう輩が左翼だけでなく、日本の古き良き伝統文化を守ろうという保守派にも存在するのだからあきれ果てる。
このような人達に問いたい、日本一国で何が守れるというのか?
            瀬戸弘幸
  
Posted by the_radical_right at 12:47mixiチェック 日米関係 

2005年06月29日

東アジアにおける民族興亡の歴史を学べ。

朝鮮人・漢人・満人・ロシア極東民族の興亡の歴史を学び、対外戦略を練り直せ。
 
北朝鮮に対する中国の態度は、まるで腫れ物にでも触るかのようだ。本来であれば、もっと強く出て当然なのだが、遠慮がちにも見える。
米国などもこの中国の態度に強い「不満」と「失望」を隠さない。
この北朝鮮の強気の背景を分析しなくてはなるまい。中国には朝鮮民族が300万人もいるとされており、朝鮮自治区を形成している。
この朝鮮民族が祖国へ復帰したいと願っているのは言うまでもない。中国が北朝鮮に対して、エネルギー支援や食糧支援を止めないのは、自らのコントロール下に置こうとしていると見られるが、その一方ではこの自治区にいる朝鮮人が叛乱を起こしたりしないように警戒しているからだ。
共産中国には漢人だけでなく、多種多様な民族が住んでいる。ロシアもしかりである。
戦前、日本はウラル山脈以北に住む先住民族に対する工作を行なっていた。かっての日本軍部には北方に住むアイヌ民族の独立国家をロシア極東につくり、ロシアとの緩衝地にしようとの工作があった。
このような戦略的な視点が今の日本には欠けている。
東アジアにどのような民族が生存圏を確立してきたのか、その歴史をもう一度学び、日本の今後の国家戦略に役立てるべきではないのか。
  
Posted by the_radical_right at 16:59mixiチェック 特定アジア(中国・領土)